ポエム
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妖精の部屋

ねえ どうして そんな目で僕を見るの

恋のかけひきを しにきたんじゃないよ

ねえ 君はいつから 大人のルールを覚えちゃったの

恋なんて 愛なんて そんな言葉 知らなかったのに

心と体を あずけたり 求めたり そんなゲーム してなかったのに

ただ 僕たちは 手をつないでいたのに

二人きり それだけで よかったのに

ねえ 君の言葉 とても痛いんだ

刺さないで 僕の胸 血がにじんできたよ

君の瞳は 僕を見ていて 僕を見ていないよ

そんな笑顔 僕に見せないで 

だって 泣いてるじゃない 君の胸の中で

僕の大好きだった女の子 暗い部屋に閉じ込められて 寂しそう

ねえ ちいさな頃 ひとり遊びをしていた君は

淡い光につつまれた部屋の中 妖精たちに会っていたね

僕も入れてもらえたね 君には見えたから

僕の背中についていた 天使の羽根

ふかふかの柔らかな白い羽根に

君をいつまでも乗せてあげて

君のやさしい胸の温もりを 感じていた

ねえ あれから 君に何があったの

いつのまにか 君は閉じてしまったんだね

妖精たちのいる 部屋の扉

天使や妖精たちが そっとふれあうように

君と僕は とっても仲良しだったのに

今 君を見ていて 涙がとまらないよ

ねえ 僕のこと 忘れてしまったの

君とつながっていた 僕の手を

お願いだよ

もう一度 僕にふれて

妖精の部屋へ 僕を連れて行って



19/06/03 21:03更新 / エメラルド

■作者メッセージ
感傷的な詩。こんなこと書いた後、ミッシェルガンエレファントを聴く

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