ポエム
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差別の業火
始まりを燃やす
寂しさを燃やす
後悔を燃やす
人は等しく業火の炎に焼かれている

誰にも詠まれることのなかった哀れな詩を燃やす
1億2000万人の罪を燃やす
私たちを救わなかった数多の神仏を燃やす

4畳半で孤独に首を吊った君の死体を燃やす
あの日果たせなかった約束を燃やす
君に似合うねと褒められた髪を切って捧げる

信仰は業火に身をくべることと見つけたり

もう戻れないと知りながら梯子を燃やす
もう戻れないと知りながら橋を燃やす

紅葉が空を埋めつくす季節を燃やす
改竄された不正確な人の歴史を燃やす

肌の色で差別する貴様らの眼球を燃やし尽くしてやる

差別の業火に焼かれた
君に捧げる詩
17/04/24 15:43更新 / 秋茄子

■作者メッセージ
解釈の余地が大きい詩だと思います

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