ポエム
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あんなにも具合の悪い日を過ごしたのに、もう全てを知って、全て乗り越えた気でいる今の自分がいることに驚く。

世界は私で満ちていることに改めて気づく。

私の基準は私でしかなくて、私が私だって証明出来るのは私しかいないのに、腹をくくれない。崖を下れない。あと一歩、前に行けない。

どうにも此処が居心地が良くて、夏の夕暮れみたいな懐かしさがあって、立ち止まってしまう。なぜこんなにも執着に取り憑かれてしまったのだろう、、? 私のこだわるところは此処じゃ無い筈なんだ……



《夢》


透明の魚が水面のすぐ裏側を泳いでいるのを海底から見ている。表面の鱗が擦れてひらひらと私に降り注ぐ。此処まで来い。塗り潰してやる。

そんな夢の中でしか生きれない自分を、嗤って誤魔化して過去にした。

……………………


そんな逃げてばかりの私を責めて、責めて、責め立てて、勝手に許して結局手放した。苛立つ自分を尻目に掲げた偽りの自由と理想。それでも私は「正解」と言い張る。

葛藤。理想。劣等。孤独。次に襲うのは何?何が私を待ち受けてるの?誰にも言えない私の欠点は「誰かが解決してくれる」っていう思考回路。これか、次のイベントは。

18の悩みは15の悩みと少し似ていて、糸口は遠く、ひどく痛みを伴うと知った。ただこの先これほど泣くときは必ず独りなのだろう。


魚は、魚は口を開けて水の味を知る。
私は、私は目を開けて現実の味を知る。

苦くて堪え切れなくて塗り潰したくなる。いやになる。逃げたい。逃げ出したい。でもその先に光は無いことは知っている。

似合わない涙を流して、柄にもなく空を見る。

空気はどこまでも淀んでいた。
16/12/16 20:40更新 /

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