ポエム
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もえちゃん
 こんな夢を見た。
 教室にいた。もえちゃんとわたしだけ。ほの暗い。まっすぐに目をそらさない。
「いつまでも、いつまでもだからね。」
 もえちゃんは言った。小学校五年生のときに転校したのだ。もえちゃんは4人になった。3人は顔つきがちょっと変だ。大き目の中学の制服を着ている。
「気持ち悪いから気持ちへ。」
「気持ちへ。」
「気持ちへ。」
「嫌ああああああ!」
 窓枠を掴んだとき、もえちゃんが抱き着いてきた。雨が降ってきた。公園だ。もえちゃんは冷え切って石地蔵になった。高校のかばんは泥だらけだ。水たまりは海になった。
「どこもかしこもどこもかしこ。」
 呟いていると、遺跡が見えてきた。はっとすると、谷に水を汲みに来ていた。涙を流しながら、もえちゃんが神殿で、律法学者を説き伏せたことを思う。
 雫は川に落ちずに、洗面台に落ちた。ユニットバスでシャワーを浴びながら、もえちゃんを想って自慰行為に耽った。もえちゃんがシャワーカーテンを開く。
「見ないで!」
19/12/22 15:04更新 / ジアール


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