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恋がないのに

恋がないのに
あなたに一目逢いたくて

あの日々が懐かしいなんて

悲しみに心囚われ
ため息が胸を覆うとき
私とあなたの闇は忘れるべきでない心まで
めんどくさげに棄て去ってしまったらしい

ただ覚えているのは
透き通るほど消えかけた劣情
傷ましい恋ごころのなれの果て

気づいたら明日には小雨も止み
にぎやかな世界が疾く復活を遂げることだろう
けれど私の『好き』は戻らず
嘘にまみれた平明な日々が
またゆったりと続こうとしているだろう

この世界から神々しかった
至純の恋が消え失せたとき
すべての愛やキスは
生々しい劣情に成り下がったのだから

そんな世界でも
それを知りながら
それを認めてしまったのは
だれの夢なのだろうか?

それとも
それも愛とかいうつもりなのだろうか?



19/04/30 20:53更新 / 花澤悠

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