ポエム
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そして 綺麗な寝息で

生まれ育ったあの街から離れ
この無駄に騒がしい大都市に住まう
いまこのとき
何人の女が泣いているのだろう
どんな目にあって
そしてどんな目にあったとしても
そんなに簡単に
思いどおりにはなりはしないから

思いどおりにしようとも願えなかった
願えないまま風吹くたそがれに遠い目が乾く。

あしたが来ない夜を
すごしたこと、おあり?
私はあります 決して明けない

だから、夜を、生きるのです。

だからですよ。
だから、人に好かれるかどうかは問題じゃあない
ほんとうにやりたいかどうか──ですよ
ですよね?

こころに闇なき気楽な姫よ、どうか
あなたがどうか汚されてしまいませんように
いつも
綺麗な寝息で 眠れますように。





19/04/20 15:54更新 / 花澤悠

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