ポエム
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とある春の陽の話。
風にふくらんだ陽のひかり
レースのカーテンにあなたが見え隠れする
ちょっとおどけたしぐさではにかむ
「天女みたいでしょう?」だなんて。
乙女の言葉に空もまっ青。
雲一つないじゃないか。
「まだ帰らないでおくれよ、」
懇願する僕、
カラコロとした笑い声。
窓を乗り越えて
土を踏む。
はだしに草と春のにおい。
「捕まえた、」
「捕まっちゃった。」
顔を見合わせて
思わず吹き出す。
陽のひかりが微笑んでいる。
19/03/09 08:31更新 / 辻葉冷弧

■作者メッセージ
瞳を閉じればあなたが、なんてね。

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