ポエム
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小さな大人達へ


部屋を後に君は
たった一つのモノを手に
列車に飛び込んだ
その手荷物は 無垢と呼ばれてる

時間を含んだ大きな価値を手に
何か手に入れたかった自分に問うんだ


雑踏の中で腰を下ろして
時の流れを見る

一人一人 気付く者も
気付かぬままの者も
後戻りする事の出来ない道を歩いてる
その様を眺めて 
動けないままの自分に辟易とするんだ


このままで良いのか

気付けば手の中の輝きは
どす黒く崩れて
何の為の命か よりも
命長らえる為に何をするか になってる

大人なんて何処にも居ない
ただ 手の中に包んだ
それを大切に抱いている者は
流されたり 諦めたりしない


高らかに応えてくれよ
他に代わりの居ない
唯一人の君の名前を だよ。

逆らえないとしても
漂ったりするな
自分だけが活きたい場所の
匂いを知っている



19/04/07 19:06更新 / K

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