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十代最期のうた

華の十代と呼ばれている。

結婚する人の年齢が年々引き上がっていくと言うのに、ブルーライトに侵食されていくだけの私たちは、華と呼ばれ愛でられ、枯れるまでを目指していく。したいことを始めるのにだって苦労する世界なのに、なにが華だ。はなであるなら、自分の蔦に絡まって、そんでもって動けないだけだよ。枯れてしまってからが本番だなんて、そんなの。
思えばろくでもない、無駄で怠惰な十代でした。懺悔、懺悔。
だけど確かに、良い思い出もありました。思い出しても戻りたいと言う感情しか浮かばないので、きっとこれが青春だったのだと最期の私は思いました。
あと13分で消える、十代の私。
これから生まれるのは、まっさらになりたがる私。
青い春を待ちわびて、海を望みながら空を見上げているだけなのでしょう。

20/01/22 23:47更新 / 柚子色

談話室


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