ポエム
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時計
人工の時計が速すぎる。

カチカチ、カチカチ・・・。

速さが誰にとっても一定だったら、恐ろしいだろう。

子どもは朝きっちりご飯を食べて、昼、栄養バランスの整ったご飯を食べる。
夜もまた栄養バランスの整ったご飯を食べる。
嫌いなもの、好きなものもない。
行儀よく、食事の最後に「ごちそうさまでした」って。

食べ物を咀嚼して、のどを通って、胃に入る。

当たり前を当たり前に過ごす。

普通を普通に過ごす。

毎日を毎日過ごして、同じ速度で一定の速度で毎日、毎日、毎日・・・・。

人生は摩耗して、子どもに問いかけて、何か夢を語るだろうか?

人生が浪費に使われ、子どもたちは、そして過去の子どもたちも止まった未来を生きて。

時計・・・・時を計るなんて傲慢な言葉だろう。

全ては私たちの心にあるのに。

おいしいご飯も、スナック菓子も、たばこも、お酒も、あなたとの友情も恋も。
20/01/06 00:07更新 / 個共


■作者メッセージ
ちょっと待ってよていう気持ちを詩にしようとしたら、意図せず流れてこんな詩になりました。
経験しか詩にならないっていうのは、当然といえば当然なのでアンサーの詩は難しいですね。

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