ポエム
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お腹いっぱいの幸福
年を経て 熟成された僕の世界
あの頃より落ち着いた セピア色の日々

幸せっていつも 当たり前にあったのだと
今日の猫を見てふとまた悟る

それはもちろん
あの頃から気づき始めていたんだけれど
僕らはまだ若すぎたんだね

彼も 彼女も 救えなかったけれど
想うのはいつもそう

「君が幸せでいられるように」

でも

幸せって すぐ側にありすぎて気づけずに
通り過ぎてしまうものだから
明日の天気にも憂いてしまうけれど
その憂いすらかみさまからのプレゼント

憂うからこそ喜びがかがやく
痛いからこそ優しさをまとえる

自身の大切さに気づける
他人の辛さを慮れる

だから

遠回りだってなんだっていいさ
この消えない傷痕抱えて
行けるところまで行ってみようよ

その旅が終わっても もし 君の幸せが
どこにも見当たらないのなら ほら
僕がフライパンの中のクリーム色の世界
もう一度 ひっくり返してあげるから

さぁ今だ 冷めないうちに 召し上がれ
熟成された僕のうたの お味はいかが?
きっとおいしいと 思うんだけどな
16/06/27 16:42更新 / あたつ

■作者メッセージ
誰がうまいこと言えと。

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