ポエム
[TOP]
long walk


果てなき旅路を歩き始めた頃だった
雪解けの春に 

地平を見詰めすぎたのか
足元の小石に容易に躓いてからは
坂を転げては見上げて
太陽に笑い掛けては貰えなかった
雨も止んではくれず 途方にくれた

オマエは立ち竦む俺を置いて地平へと向かい
俺はオマエを追う無意味を知った

そりゃそうさ 忘れていただけだ
待ってて貰える訳ない

成す事の本質は¨奪う¨事だ

弾の出ない銃に力は宿らない
沈黙を選んだ俺は存在を失ってた

溢れた想いは 誰が為に

地平に神は居らず オマエは半ばで朽ち
俺は生き甲斐を見失った


それでも 未だ吊るされる訳にはいかない
受けとれ 未だ見ぬ者よ
俺は太陽を愛し 雨を友としてみせる

空は広く 諦めぬ者の翼は折れる事は無い
何処までも飛んでゆける

オマエの居ない地平に
俺は 今も飛んでいる

地平に何かがある訳じゃない
地平を目指す者の隣には
同じく飛ぶ誰かがいる


それだけが独りではないと実感出来る
俺は そう感じるだけだ。


 
19/03/06 17:49更新 / K

TOP | 感想 | RSS

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c