ポエム
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都会の夜
いつもと違う場所で

迎える15の夜

見知らぬ公園の

錆びれた鉄棒にぶら下がり

母を思い出す

いつものご飯を

食べるか迷っているだけ



いつもの日常の中

突然の知らせを

受け取れないままで

一人飛び出た



俺の心を

埋めるように

父からのメッセージ

早く帰るから

ただ一言

それだけでよかった



見上げるたびに映る

恥ずかしがり屋の月明かり

照らしてくれよこの俺を

孤独を消し去るために



家の灯りが

俺を誘い出す

寂しいはずなのに

今夜だけは

明るく過ごせそう

きれいに並んだテーブルで

待つ親の背中に

飛び込んで

抱きついて

笑い合う

ああ、幸せだ


19/05/10 02:22更新 / 喜楽一膳

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