ポエム
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儚さよりも美しい街だぜ


ある時、人間は作り物を捨てるのだ。
手作りだとタオルは華やぐけど潔さが美しい。清い。
私たちの住んでる街は美の規範がなく、ばらばらで、統一性がなく痩せて貧乏だ。
でも本物の小箱は、グレーな、つぎはぎだらけのねずみ色のこの街だ。
街は、真新しいデザイナーズと、暮らしのつつしさがぽつぽつ出没して、全体を見るとばらばらでグレーはますます濃くなった。
外人が小さな家を可愛いと言っていた。
恥じらいもあるけれど、例えば国の、何か誇りは?と聞かれたとき、あそこにはあるといっても、これだと捕まるパンチの強いスロープが一言に出ない。外見的な細さも若いけど、寂しさにはまだまだ、人に味があり、身なりの浮気だが、自分が暮らしているので愛さずにはいれない。
歴史は年齢を追うのではなく今さっき愛していたかどうかを訪ねる。江戸の建築物に統一感があるのは寸法で計ってるからで、センチメートルじゃないからだ。
私たちは若く、混沌のいつくしい。くじかれる。
正反対に天国を思うけど、清貧さ、花っていうのは、みんなばらばらに咲いて、だんじりなんかも
ばらばらな人が一つの線をひくことに美しさがあって、「勝手な波あれひとつ」なんか言って美しい!

国は、急ピッチで明るくいて、目を隠した。
細かいことは文化性の物語に於ける遺産にもあり、この外観は目が肥(ふと)るほど哀しいが、自分は昭和から平成を愛していてさいしょに天国を持つ気持ちにはなれない。
やったれ貧乏。でも生きている。てなところ。
混沌のいつくしい姿、大好き。
何で酔ってるの?と聞かれたとき、答えると、昔文通で国旗の赤は思いがけない薔薇のいろだ、そうなりたいといったら、その年上のひとが白薔薇を差し出してくれたからだ。
それを、私たちは何かあった時ふっと手放してしまう。
しっかり握ってる。
これは、あれは、本物の小箱の街だ。キラキラとすき。 飽きているけど、すき。
小箱は手に入るのか?
19/01/20 21:25更新 / 淤白

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