ポエム
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屍体
墓から這い出てきた僕は
今宵も街を彷徨い歩く
屍体と成った僕の目的
ただ人の温もりを感じたい

煉瓦街を抜け
やっと見つけた一人の娼婦
腐った僕を見ても驚かない
そんな彼女にぽつり漏らす

『僕を抱きしめてはくれませんか』

一晩の温もり 一晩の愛
今この瞬間だけは
僕は人間でいられる
僕は生き返ることが出来る

暖かくなる身体と反対に
僕の心は冷めていく
願いは叶えるものじゃない
朝が来る
僕は墓へと帰るとしよう

月が上るまでまた眠る
心は死んだまま。

屍体 鳥山歩結
19/07/03 15:22更新 / 鳥山渉

■作者メッセージ
七月。夏ですね。
鳥山は最近 突然孤独感に襲われる事が増えてきました。
仲良くしていたと思っていた人に裏切られ 他にも大切なものも失い 手元に残ったのは人を救いたい気持ちと 夢だけです。
仲間がいる。叶えられる。そう思っても 何処かで鳥山は独りだと思ってしまう。
孤独感に負けて 義務感に囚われたらおしまいです。
負けません。
屍体にはならず 生きて夢を叶え いつか本当の意味で独りじゃなくなる時が来るのを信じます。
この活動も たくさんのご縁に恵まれています。
その事を忘れずに 更新頻度は低いですが のんびり書いていきます。

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