ポエム
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閉じ込められ続け
布団とトイレしかない鉄格子の部屋
保護室という名のまるで牢屋みたいな所

自殺未遂をするとすぐ
保護室行き
ちょっと屋根に登っただけでも
保護室行き
ちょっと何か壊しただけでも
保護室行き
悪意でやった訳じゃないのに

看護師を呼んでも
なかなか来てくれない
見回りに来た時に話しかけても
無視される 頭にくる
トイレットペーパーは
少ししかくれない
ヒドイところだ

最初は叫びながら
ドアをドンドン蹴っ飛ばし
散々蹴っ飛ばして
やっと来る イライラする

怒りが爆発した
食事を入れる小さな穴に
足を突っ込んで
外にある自分の荷物の
瓶に入った飲み物の入った
ビニール袋を指でたぐり寄せた
私はそれを一気に飲み干し
床に叩きつけ 割れた瓶で
思いっきり手首を切った
血の海だ
血で壁に『バカカンゴシ』と書き
笑いながら手形をいっぱいつけた
そんな時だけハヤク駆けつけて来る

夜 シーツで首を吊った
始めは苦しいが すぐ気を失う
朝 布団の上で目が覚めた
ガッカリだ 何も出来ない
シーツは取り上げられていた

閉じ込められ続け
よけい頭がオカシクなる
おかげで
幻覚や幻聴が起こった

これのどこが治療なんだ
何が保護だ
やっかい者を閉じ込めて
苦しめる牢屋じゃないか


19/05/16 13:50更新 / 耶弓 (やゆ)

■作者メッセージ
精神病棟の実態

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