ポエム
[TOP]
雪国バンザイ
司門君は雪国の小さな駅で降りた

冬料金のタクシーに乗り 君の家へ向かう

車が止まる音に 玄関の明りがつく

小走りに出てくる君

腕を引っ張るように家に招き入れる

みんなの笑顔がとても暖かかった



布団に入ってもストーブを点けてないと眠れない

「昔の人はこんな寒い時どうしてたのかな」

「裸で抱き合って寒さをしのいだって聞いたわ」

「それ ほんと」

「また変なこと考えてる」

僕はストーブを消した

「ばかな事やめなさいよ 何パジャマ脱いでるの」

「わたしはいやだからね 一人で寝なさい」

「ちょっと やめなさいってば」

「だめ ふざけてると下に聞こえるから」

君はついに根負けした

「本当だ意外と温かいよ」

「あなたが無理やりしたんだから もっと温めて」

僕は君の身体をしっかり包み込む

君の息が胸にかかって少しくすぐったい


雪国って 雪国って バンザイ
19/12/29 21:20更新 / 司門君


■作者メッセージ
 北国の寒さを初めて体験した時でした。

 結婚が決まり、改めて妻のご両親にあいさつに行った時の事です。

TOP | 感想 | RSS


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c