ポエム
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憂鬱を溶かしてくれないか
雪景色の朝に庭を見る
左手のけやきの下には千々の足跡
右手の小路には門まで二列の足跡がつづく
昨夜私たちは惜別の抱擁を交わし合い
あなたは静かに異国に旅立っていった
規則正しい足跡にメトロノームを思う
あなたは今も不気味なくらいに同じリズムできっと
この朝雪は降る気配もなく
昨夜の別れが庭に永遠に型どられたかのよう
雪よ乱れ降るあのリズムで
私の憂鬱を溶かしてくれないか

19/04/20 15:12更新 / 坂上春成

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