ポエム
[TOP]
命の音がした
通路の真ん中にいたカナブン
邪魔だったから踏んづけた
そしたら無機質な命の音が鳴った
透明な命の汁が通路を濡らした

壊れたおもちゃのように
動かなくなったカナブン
生き物じゃなくなった何か

次の日、同じ道を通ったら
まだ静かにそこにいた
その次の日もそこにいた
けれどそのまた次の日にはいなくなった
清掃のおばちゃんがゴミと一緒に捨てたのかな
19/08/29 23:50更新 / 空雲上

TOP | 感想 | RSS

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c