ポエム
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どうかあの人トトもに
左右で浮いた草
髪に付きそうな雲
心臓が下って行く感覚
喉元から抜けて行く筋肉
抜けかけた首根っこ
骨だけを置き去りに
肉が草へ隠れていった

墓前で手をついて願った
黒服の人形が私を
慰め、ど突き、引きずって
森の奥へと連れて行こうとした

私はただ、願った。
こんな雨が黒い日はなかった。
こんな冷たい空気じゃなかった。
こんな空いた部屋に居た事なかった。
私のただいまを聞いてくれる人が消された。
一人分の食器が破られた床で血を流した。
赤く赤く模様替えをした。
打ち続けてトンカチが肉ドレスを纏った。
クイハヒッコヌイタ。
はずなのに。

私は願った。
水が黒い。
ドアノブがドブにまみれて
私の老後が鏡に映る

私は叫び願った。
容赦無く墓石を叩く粒
抱きついても守りきれない

私は、ネガッタ。
19/10/09 22:10更新 / ユーキャン

■作者メッセージ
欠けたら…。

過去作は下記のURLから閲覧できますので是非どうぞ!
https://blog.goo.ne.jp/lhourousya

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