ポエム
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静謐
道端の木っ端を踏み鳴らす

透明な霉が一面を照らす

霍公鳥の聲が谺響する

湖底に没む木々は何を思う

翳の蒼 森の葵 湖畔の碧が融けゆく

葛葉は季節を記憶する

冱える瞳を擦って瞬いてみる

煌めきを拵えた雫が紺碧に耀いた

仄かに藍色の彼は誰時だ

太陽と月は混じり合い、鴉と毚が相見える

遥かなる時は悠久を越えて此の瞬間を保存する

世界が反転し、水滴の海が蒼空を映し出す

靉靆を記憶するもう一つの穹だ

永遠とも云える静謐の時は少しずつ邊りをセピア色に換えてゆく

ああ、光が眩しくなってゆく……

刹那

金色の温もりが世界を呑み込んだ!

見よ!霓色に煌く大地を!

あの黄金の煌めきを!

彼の白縹の水平線が、私を照らしたのだ!














18/08/06 20:16更新 / カフカ

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