ポエム
[TOP]
恋い
あの岩、あの大きな夫婦岩。

あれはね外人なのよ。

見ていると、守られてるみたいにならない?

この陸からじゃ行けないわ。

私も、とても抱きついてみたい。

あなたなんて木端微塵よ。

あなたを憎くなったらあそこに自殺をしに行く。

私はとても辛いの。


とても好きよ。

でもなんだかせつない。

あなたに嫉妬しているからかしら。

石は喋らないもの。

あなた、私の前で黙ってるの。

私が悪いの? それを

そっとあなたは知らぬまに告げて、私をたった一人のおんなだと、涙を溢すわ。

私は愛しく、それを愛しく思って、

とてもあなたが、いちばん男性的な瞬間にたった一人。

母が、海が本当の事を隠して…。

あなたが此処にいなくてよかったわ。



あなたが彼氏でも人には自分だけの闇があるの。

浮力は滔々と遠ざかり、残った石ころはルビイなの。

此れとはあなたの名前よ、私の知らないあなたの闇。

私はたった一人、あなたの前でもここでしか存在出来ない文句として、

私の言葉は、あなたの女になる、なのよ。

あなたの言葉を我が儘だと

「あなたがあなただけの僕なら僕は僕でなくなる」こう言うわ。

私はあなたから逃げて出て、あなたは追うばかりだ。

私は鬱屈して、

あなたも怒り、

怒るだけになったあなたは、自分が嫌いで、

不確かな私。

目の前の私に殴りかかろうとしている。

それでも夜は優しいから、何でも許される。

私が少し看病をして、

こういう風におかゆを炊く。

私が見つめて。

あなたが私を見つめたままに、

そして小石となり、「ありがとう」とだけいう。

それがどんなにがっかりでも、少量のパンのように、お酒と、水と

、大切にかじって生きていく。ただそれだけのことを。

それを、あなたは一番に受け入れていたから、否応なく大切にする。

だからこの小石は、私は、

あなたが好きになった。

私のひと、夫。

だから、逆説的にあなたの孤独は約束されていて、

夫婦という、そんな夢を見るけど、

私はあなたとあのパンをかじって、それとなく暮らしたい。

私たち双子なの。だから結婚出来ないわ。

夢を追って生きてきた。

これから現実。


あなた、少し欠けてる、あれは月よ。











18/12/29 16:03更新 / ゆりぎつね

TOP | 感想 | RSS

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c
学研のオンライン英会話 マンツーマンレッスン「Kimini BB」