ポエム
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輝ける青
日に照らされたマストをユリカモメが横切り
いかつい船長が舵輪を回す
世界回って海開け
港に残すものはなし
どこに行ったかあのカモメ
思う遠き地北国の情
暗闇一対青澄んで
細柳しめやか暖炉に憩う
ともに傾ける赤い杯
一杯一杯また一杯
薄紅のバラ頬に咲き
雪の窓辺に金糸儚く
花弁焔に妖しく翳る
卓上の手氷の高貴
伸ばされた両脚カモシカの流麗
白い吐息を交わし見つめ合い
ともに目を閉じ静けさを探る
一粒一粒また一粒
雪の堆積果てない海路に似る
19/05/31 09:12更新 / 坂上春成

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