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友と私(付録つき)
友が遠方からやって来た。
私は嬉しくなり、
大いに語り、
大いに喰らった。

枯れ葉が舞い落ちる日々に、
昔話を語り、
今後を考えあった。

二人で旅をして、
同じものを見、
肌で感じたことを、
詩にしたこともある。

それはまるで夢のようだった。

師と呼べる友は、
やがてたもとをわかれた。
友は恵まれたという。
だが、私は生きるために方々をさまよった。
人生の不条理を嘆き、
詩は空想から現実にひきもどされた。

だが、私は友との出会いを後悔はしない。
ほんの一瞬の会合でも、
得られたなにかがあると信じて。

こうして私は生き絶えた。

-----(付録)------
私は私を差し出すのです、
ディナーパーティーのテーブルクロスの上に。
そして目玉、耳たぶ、鼻、唇という順に、
ゆっくりと切り取られお客様に賞味されるのです。
その味が何であれ好評を頂いた私には、
それ以上を差し出すものがありません。
空虚のなか私が思い描いたものは、
砂金に似てこぼれ落ちていく私と、
もうここにはない心臓だけでした'。
15/11/16 20:45更新 / pomupomu

■作者メッセージ
詩全般とはかかわりあいがないのですが、付録をつけました。
よろしくお願いします。

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