ポエム
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便り
また会えると思っていた
嬉しい涙しか知らなかった
途絶えること わかっていても
伝えたいことは降り続く

白い紙埋めつくすため
あんなにも手を黒くした
言葉も中身も変わっていく
そんな成り行きが好きだった

書いた文字を読んでいる
そして返事を書いている
君の顔を浮かべていた
帰りのポストが楽しみで
日暮れまで乗り切れていた

一度だけの少しの予感
気のせいにしてしまった
迷わずに自信を持てること
こんな時に発揮できなかった

行き場のない封筒と
なりそこねた下書き
自分も同じようなもの
暗闇の中で泣いている

最後に来たのは風の便り
聞きたくない 考えたくない
僕が見たいのは君の文字
僕が信じるのは君の便り
20/01/23 23:50更新 / ぬけあな


談話室

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