ポエム
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イエローカード
司門君は君とジョルジョを連れて祭りに行った

近郊の町や村が集まって祭りをやってた

晦日も近い師走の寒風の中で

男たちがふんどし一つで押し合う様に餅をつく

見物人はそれを待って奪い合う

君の目はそれが欲しいと言ってる

僕はいいところを見せようと

「危ないから離れてて 僕が取って来る」

溢れる人を押しのけ何とか一つ手に入れた

「あのー すみません」 三人の娘

「このあたりはこんな餅つきをするんですか」

「エ!いやこれはかなり田舎の方の行事で」

「餅つき自体がお祭りなんですよ」

「そうですか それで寒いのに裸なんですね」

「何でもないのに裸で餅ついてたら変ですよ」

「キャハハハ そうよねー」

「この近くで名所とかお奨めないですか」

「そうね 近い所で城とか」

「パパ」 ジョルジョが両手を広げ餅をねだる

娘たちは そう言う事って顔で見合ってる

「どうもありがとうございました」

ぺこりと頭を下げて立ち去った

ジョルジョは餅を受け取ると君の元へ走る

君は嬉しそうに彼を抱きとめた

そしてジョルジョの肩越しに僕の方を見る

君の目がイエローカードと言ってた
19/11/30 08:22更新 / 司門君

■作者メッセージ
 「ジョルジョ」は長男のクリスチャンネーム。

 ちなみに君は結構やきもち妬き。

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