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希死念慮

希死念慮を抱えのたうち回る日々
暗く湿り気のあるトンネルに居る気分
遠くほの明かりが覗くけれど
動く気力は湧いてこない
振り返る日々に灰を被せてサヨナラと
出来たらどんなに楽だろうと
何百何千と思いを巡らせれば
そんな過去にも愛着を覚えてくるもんで
幼い頃に仰いだ
ギラギラと輝く太陽を懐かしむ
常夏の浜辺に立ちたいと願う
汗滲む首筋にナイフを当てて微笑んでいた少年
数分後には砂の熱さに耐えかねて
海に飛び込みはしゃいでいた
銀色に眩しく波は光る
その光はやけに暴力的に映る
海風を抱き
荒波にのまれ
私も生命の輪の一部だと気付けたら
希死念慮も通り雨のような
些細なものと過ぎ去るだろうか
19/12/03 23:02更新 / ぼんくらなぼく

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