ポエム
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路面電車にのって
見知った街の
混みあう道に
うんざりする程の車の列

代わり映えしないようで
少しずつ変わっていた
住めば都田舎街の

路面電車に揺られながら
饒舌に軋む線路の上で
今日からだけど昨日さえ
通り過ぎるには早すぎて

遠くの空で 
華やぐ街へ 
捨てられた恋を投げてみる 
 
朝が来ないといいのにと
少しだけ思っていた
静かな調べ田舎街の

路面電車が走り去る
今日も眠る街の片隅で
夕闇そして夜中まで
手を放すには遅すぎて

低い山 海の見える坂道
川沿いに 街中に
国道に 僕の家のすぐそばに

路面電車が行き交えば
今日をやり過ごす僕を乗せ
目を閉じ耳を塞いでも
美しい真実を突き付けて
路面電車に揺られながら
饒舌に軋む線路の上で
今日からだけど昨日さえ
通り過ぎるには早すぎて
16/04/24 18:39更新 / キッド

■作者メッセージ
私の地元には路面電車が走っています。
今では珍しいそうですが、子供のころから慣れ親しんでいる(そしてぶっちゃけちょっと邪魔w)ものを題材に、象徴的に取り上げてみました。

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