ポエム
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何を惜しんだか?
嵐が去った
願いが通じたから去ったのか?
そうでなくても去る運命だったのか?

いずれにせよ
平穏はおとずれた

それにしても
人一倍臆病な私は
一人でせっせと備えだけはしていたが

災いと呼ばれるものに対しての
心構えも度胸も
これっぽっちもなく

雨風の音に怯えて
TVのニュースの報道に
そわそわして
どうしようもなくなって
うろうろしたあげく
横になったり
BGM流して勉強をやっては
気を紛らわせた

勉強してみたものの
捗らない
そりゃそうだ
この雑音と恐怖の中
平静を保つのは難しい

いつ来るか分からない
避難指示

家が
生活が
日常が壊される恐怖に震える

怯え震えるしかないのか?
命を守れと言うが
どうやって?

分からないまま
時が流れる
臆病な私

気がつけば夜になり
雨風も次第に激しくなった

これから避難じゃ
現実的でない

避難指示はまだか?

いや
なんで待っているんだ?

いつまでも待っていたから
こんな状況になったんでしょう?

何を惜しんでこうしていたの?
自分たちの命?
それとも日常生活?

確かに避難は準備も移動も大変だけれど

もしもという時は
日常生活なんていとも簡単に壊されるというのに
何も起こらないほうに賭けて
ぬくぬくと家に居座っていた

その浅はかさに
我ながら恥じる気持ちでいっぱいだ
19/10/13 11:10更新 / アキ

■作者メッセージ
お読み下さりありがとうございます。
命を守る決断力と生活を捨てる覚悟
必要ですね。

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