ポエム
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モノクロの戦場
銃弾の雨、大気を汚染する化学兵器、断末魔を上げながら死に絶える人々、戦意を喪失させ虚ろな瞳で自ら死地に向かう自殺志願者。

そんな混沌とした戦場にはもはや色などはない。

硝煙の香りと銃火器の放つ爆音が鼻腔と鼓膜を破壊し、もはや鼻も耳も使い物にならない。

忍び寄る敗戦の足音。

もはや精神は崩壊しあるのは生への執着のみだ。

あぁ、また同胞が減っていく。

いつになったら上層部は退散を指示するんだ。

いくら待っても指示しないだろうな上層部の無能共は安全地帯でふんぞり返っているだけだから。

もう、こんなに屍の山が出来上がってるのか。

あぁ、意識が遠のく...

ははっ、俺の体にもとうとう風穴が空いてしまったか..

もはやなんのための戦争かも分からない。

こんな無意味な殺戮なんて馬鹿なことだ。

なぜ、同じ人間なのに手を取り合わないんだ!!
言葉が違う?宗教が違う?人種が違う?

たかがそれだけだろうが!

全員が全員同じ考えを持つはずがない。自分の考えを押し付けたから戦争になったんだろう?

なぜその事に気が付かないんだ。

こんな事を言ったところで戦争は終わらないだろうが、それに気づくことが出来る人が増えれば戦争は無くなるんだろうな...

あぁもう人生が終わるのか...もっと長生きしたかったのに...

流れた血は元には戻らない。亡くなった人々もそう。
恨み、憎しみ、怒り、それは負の連鎖となってまた、戦場に血が流れる。

もはや後戻り出来ない所まで来てしまったんだろう。

色を失った戦場と兵士は今日もまた色をつけようと赤色の絵の具をいたずらに垂れ流すのだろう...
19/10/29 17:39更新 / 叢雲 遙稀

■作者メッセージ
戦争の悲惨さを分かってくれたら世界中が変わるんだろうな。

あくまでこれは私の想像ですので実際はどうかわかりません。
それでも地球が好きなのでこの詩に自分の思いを込めました。

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