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花を食べた青少年【詩ではないのでご注意ください】
〜プロローグ〜

少年は花が好き。

だけど、花が少年を好きなのかわからない。

だから。

少年は花を閉じ込めてしまおうと思いついた。

ただ、その方法が…

『僕が花を食べる。』

*****************

今日、久しぶりに花の次に好きな女の子に会った。
その女の子は、手作りのクッキーをくれた。
どうやら今日は、『ばれんたいんでー』という日らしい。
もらったクッキーはありがたく食べた。
だけど、物凄く不味くて一個食べて捨ててしまった。
悪い事をしたな。

翌日、少年は吐いた。
あの子に貰ったクッキーも今まで食べた綺麗な少年の花達も…
全てだ。
せっかく少年の味覚は花を受け入れてくれていたのに
「あの子のせいだ。」

花が欲しい

大嫌いなあの子だけど、あの子のとこに行かなきゃ花は買えないからな
しょうがないマスクでもしていくか

花を食べて3年が過ぎた…
だが、少年はいっこうに花から愛されているという感覚をかんじられないでいた
『そろそろ、花から離れないとならないのか?』
そう思うと涙が込み上げてきそうだった
その日のお風呂は少し温かった
服を着ると手首の辺りに違和感を感じた。
不快感に顔をしかめつつもそれを見た少年の顔は数秒前とはうって変わり溢れんばかりの笑みをこぼした。
少年の右手首には小さく…だけど、確かな初々しい緑の芽があった。
少年は心を踊らせ、興奮のあまり母親に話した。
だが、少年の母親は少年のように喜ぶことはなく…
小さな悲鳴をあげた
『バケモノ』
…………と、小さかったが確かに突き刺さる声でそう言ったのだ。
17/02/22 17:10更新 / 亜栖羅

■作者メッセージ
タイトルにもあるように詩ではありません。
小説です。
更新日は月曜です。

更新が遅れてしまいました。
すみません。

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