ポエム
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しおパンケーキの詩
懐かしいね、懐かしいねと
甘い香りのパンケーキを

口いっぱいに頬張って

口の端に生クリームを
子どもみたいにくっつけて

ここにはいない、《親分》に
思いを馳せる

いつも

すっくと姿勢よく
真っ直ぐ堂々と

豪快な男達を率いた
《親分》と

最後に交わした話は
《親分》に似つかわしくない

パンケーキの話

優しい海が見える
パンケーキの店

ふわふわで、ほかほかの
パンケーキは

潮風に吹かれて
しょっぱいと

流行りに踊らされた
私たちを

季節外れのカンカン太陽のように
《親分》は豪快に笑った




19/06/15 11:06更新 / リュブリュー

■作者メッセージ
親しみを込めて親分と呼んだ、人生の先輩へ。

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