ポエム
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ウケる〈短歌10首〉
「ウケる」


地上から地下へと降りて電車に乗り地上へのぼれば目的地です


悲しみはリュックサックを背負うのか背負って昼の電車に乗るか


まるいベンチでみんなスマホをひからせて空から見れば一輪の花


コンビニでコピー機ごちょごちょやっている男を見たよ春の散歩道


「ウケる」って一度言われたそのことが思い出になり胸あたためる


神田川かと思ったら梅田川あなたは忘れてオレも忘れた


カーテンにまもられている一室はクリーム色に灯って浮かぶ


浅い川 底がいくらか見えていて寝苦しい夜ゆううつな朝


自動車の車内ライトのうすぐらさ五歳くらいの頃から好きだ


ぴかぴかをことごとくぼろぼろにする時間の黄ばみ、ひどく不潔な
17/07/05 23:34更新 / 工藤吉生

■作者メッセージ
短歌10首

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