ポエム
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おじいちゃんのお葬式
友達と居酒屋で飲む予定の日
いきなり親から電話がきて
すぐに支度して実家へ向かう電車に乗った
ショックを受けてない自分が悲しかった
最後に会ったのは何年前だっただろう
受験に大学のサークル、デート
私はおじいちゃんより
大切なものが多くなってた

実家に着いて 家に入ると
静かに目を瞑るおじいちゃんが見れた
私は手が震えた
小さな頃
私を見るおじいちゃんは
いつもニコニコしてた
優しいおじいちゃんがいたから
私は世界に期待することができていた
その時 従兄弟に教えてもらった
おじいちゃん 私が大学受験に受かったことを
いろんな人に自慢してたって

お葬式が始まって
お坊さんが一人一言どうぞと言った
私は考えた
出た言葉は限りなく他人に近い
ありきたりの言葉
それでも精一杯の感謝の言葉
一言言ったあと
私は感じてしまった

もう一生おじいちゃんには会えない
もっと 会っておけばよかった

いつの間にか私は泣いていた
止めれば体が震えて涙は溢れた
お葬式はたくさんの涙をすする音が
いつまでもいつまでも響いていた
19/07/16 01:02更新 / 空雲上

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