ポエム
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キーボード
つぼに花を入れ
しばらく放置してみた
髪の毛を結い直し
馬のしっぽのように
いつも見えない力に翻弄され
自分の意思ほど
ダイヤモンドより
高価に売られているものは
見たことない

そんなとき
キーボードがあれば
私は言いたいこと したいことを
自由に打ち込み
風に左右される
風船のような人生から
逃げることができるのに

あれから
私の花は孫の世代になり
幹が太くなり 枝には花を添えて
大きく私を見下ろす

その根っこに埋めた
あの古びたキーボードは
私の手垢を今もくっきりと残していた
19/11/05 17:03更新 / 砂漠色

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