ポエム
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夏祭り
浴衣姿じゃなくても

来てくれた事が嬉しくて

良いとこ見せたくて

金魚すくいをやったけど

一回で失敗して

君はドンマイって言って

笑ってくれたけど

恥ずかしくて恥ずかしくて

君の顔より大きな綿飴を

嬉しそうに食べる横顔を見て

時間よ止まれと何度も何度も

お願いした

花火が舞い上がる

花火の音と周囲の歓声に紛れて

君の事が好きだと言った

君はなんて言ったの?って

聞き返したけど

僕は花火が綺麗だなぁって誤魔化した

お祭りの後自転車の後ろに君を乗せて

君を家の近くまで送る

別れ際来年は浴衣姿を見せるから

それまで私の事好きでいてねって

君は顔を赤らめて

僕の元を走り去る

僕は呆然と立ち尽くす

喜びと驚き混ざりあって

無意識に握り拳を握った

喜びを噛み締めながら

ゆっくりと自転車を押し出して

家へと向かう

自然と口元が緩んでいるのを

感じながら








16/07/27 21:32更新 / ぱち

■作者メッセージ
あちらこちらで夏祭り

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