ポエム
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ナイフと君
君とよく歩いた線路沿いの道 今はひとり
歩道橋の入り口の前で 夜中によくキスをしたね
最後にしたキスを君はとっくに忘れているだろう
僕にとって今のところ あれが最後のキスなのに

オフィスのはす向かいの席で 毎日君を見るたび
初めての感情 胸をナイフでえぐられるよう
いっそそのナイフで僕を刺して…
生きる価値を手探りで探すけれど やはりまだ見つけられなくて

いつも定時で帰る仕事の出来る君は
今日は誰の腕の中で寝るの? 教えてよ
有楽町のネオンにわざと寄り道して
僕の知らない男の腕の中で黒猫のように鳴く君を
見ないふり… 出来ない…
嫉妬する男はかっこ悪いね

昨日と同じ服で出社した君 きっと僕はまた今夜ナニカを妄想するだろう
いっそ全てをナイフで刺して もう戻れないあの日の夜には
19/09/28 18:07更新 / 清戸日向

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