ポエム
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牧場の彼女
恋は一陣の哀しみの風
仕事の合間をぬうようにして
木陰にたたずむ彼女のなびく髪
澄んだ朝露は牧草とともに
動物たちの口に消えてしまう
昼になると彼女の麦わら帽子が
暑い土の上に落ちて
かがむ彼女の肌は冬の色
夜になると遠くの草むらで
葉陰のホタルたちが淡く光って
空を見上げると
消え入りそうな星のまたたきを探してしまう

19/04/13 16:26更新 / 坂上春成

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