ポエム
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恋のソロバン
アオイ「わたしがあなたの前でするひとつのケイサンは、理性で出来ていて、
そんな汚いもんが何でやねん理性やと答えるんは? 君はそう言うと思うねんけど…。」

タタオ「うん…。何? 言ってみて。」

アオイ「それは、それを計算したわたしの心がソロバンを描いている部分があるからや。
懐かしいやろ。ハハ。
理性のことを考えていると、わたし思いついてんけどな、

想像で、若しソロバンは誰かの恋が作った物とするやろ…
なんで、そないなことになるかって言ったら、
まぁ想像やなァ。心ってなんやろなぁ思いながら。ソロバンの素材が、それやとする。だって恋はな理に直結してんねん。そう、それでわたし思おたわ。

恋は出来るか出来へんかわからんものや。それは常に抜け駆けであり狂歌であり妄走している。

ソロバンは、恋をしてしまったふたりが元々捕まらないように細密に設計されて作られてるねん、これでおこなわれた計算は、流れる川のように速く、水面、太陽の光を撒き散らして行く。撒き散らして、後はさらばや。!空はいつの間にか紫金に輝いた夕焼け、そして青糸の夜。


逆にな、捕まるように詮索したとするやろ、でもな、彼が計算した源光は、この玉が決闘した心にあるから、導かれた答えはずっと奪われへん。永久的に。

それでかてでも、一つ余りがあるんよ。片一方がソロバンで、もう片一方が電卓であったら、二人は出会われへん。」

タタオ「恋にもならない。ということ? せやけど美しい音が鳴るんやろなぁ。」

アオイ「出会いも出来へんねんで。悲しくない? 美しい音?なにそれ、あなたは真面目に何か考えてる。あなたは私が目を閉じて踊っても大丈夫な、心臓の音を聴いている。あの子に惚れんかったんはやっぱりあの子が電卓派やったからやで。」

タタオ「そう。…一個玉を弾くのと弾かないのでは一も違うからなぁ。」

19/06/01 01:33更新 / 淤白

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