ポエム
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成り行き
大きな教会のお祝い日に君が僕の横に座った

ごく普通の娘で おかっぱにも見える髪形が妙に可笑しかった

同じ教会に居たのに私は彼女を知らなかった

「こちらの教会の方ですか」

「そうよ、たまにしか来ないから知らないの無理ないけど」

「僕もこの教会なんです、よろしく」

「知ってるわ、時々見かけるから、随分暗い人って印象だったけど」

おいおい のっけからそんな事言うか

確かに二度目の失恋の後ではあったけど

話の成り行きでお互いのアドレスを交わした

一週間ほどしてなんとなく彼女に電話した

受話器の向こうでいきなり君は僕に怒った

「なんて失礼な方なの、女の子に声を掛けておいて一週間もほっとくなんて」

誰が何をしたって

話の成り行きで次の日デートする事になった

冬も近い土曜日の夕暮れの事だった
19/08/12 08:41更新 / 司門君

■作者メッセージ
 私と妻の最初の出会いの出来事。

 この時から私はずっと妻にリードされっぱなしなのかもしれない(汗)。

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