ポエム
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獄行列車
踏み出した領域は漆黒に澄んでいて
全てを諦めさせてくれる雰囲気だ
太陽が燃えている
風が荒く吹いている
時は満ちた

僕は終わった
天から見放された 夢から叩かれた
皆から捨てられた 孤独こそが全てだった
救い用のない愚か者だった
誰か僕を○かせて下さい
生半可な望みは静かに消えた

向こうから根暗な列車が流れていく
切符を手にした僕は真の偽人さ
早く連れていってくれ くだらない無の彼方へ
そして僕を果てしない灰にしてくれ

もう何も怖くないよ
ここで全てを絶つことなんて
過去を振り返る必要もない
どこで僕は終わるのだろう?
どこまでこの列車は進むのだろう?
どんな姿で今が途切れてもいいよ
僕は終焉だけを願っているよ

幼い頃は絵空事に魅せられて
いつも空想に浸って過ごしていた
情けなさなんて何一つ感じていなかった
皆から嫌われたくなくて
いくつもの仮面で善人を演じていた
気が付けば誰よりも変人だった
ただこの世界を勘違いしていた
ただ自分が全てだと思っていた
矛盾と空費で僕は満たされていた

扉は強く閉められた
窓も全て隠された
暗い空間に僕だけが残された
列車は静かに加速していくよ
もう止まらない 誰もを止められない
もう止まらない もっと進んでいい
歪な線路と絶えぬ峠を超えて
さぁ 本当の結末が待つ場所まで…

さよなら 酷くつまらない自分よ
さよなら 素晴らしいほど狂いきった世界よ
さよなら さよなら さよなら
後は見事に潰れていくのを待つだけ
さよなら…
19/08/27 07:22更新 /

■作者メッセージ
重苦しい雰囲気を意識して書き上げた詩です。

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