ポエム
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棘花
美しい花に身を寄せられて
身に纏う棘に酔いしれて
ただ思うまま、引き寄せられるまま
近づき、触れようとした
そんな僕は何も持たぬ風
こんな僕が触れられるはずもない
そのとき僕には
魅力的に思えた棘が
不思議なほどに痛く感じたんだ
何も持たぬ僕には
それはとても鋭利で
毒々しいものだったんだ
その毒は時々で変わっていく
僕を惹きつける蜜へと
僕を蹴落とす凶器へと
変わりゆく花の色が僕を染めて
僕はその色の涙を流して
それを薔薇に捧げるんだ。


18/12/23 09:08更新 / 紺だるま

■作者メッセージ
今年中に1つぐらい投稿したいと思っていたから出来て良かった。

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