ポエム
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境界線はある種の人類の痕跡であった
人間の悪い癖だった。
依怙贔屓は境界線を引くためのものだった。
ただ数だけ多い人形の一つを手にしては、
ただ致命傷にならない程度に傷付けていくことの理由をただ

「気に入っている」

その一言で済ましてしまうのだから、それもまた悪癖だろう。
ただただ人間らしい人間だった。
その上、人からは少数派として避けられるべき存在だった。

「気に入っている」 から手に取って
「気に入っている」 から殴って

それが愛ならそれはどれほど人間的であろうか。
他の子はまだラッピングも強引に外された形跡無し、
綿が出るわけもなく引き抜かれることもなく外傷一つ無いのに。
それを手に取って下を見れば人形置き場そのものに棘が密集しているのだ。

曰く、「その子ほどではないけど飾るほど気に入っているから」

また新しいぬいぐるみは、棘のない綺麗な場所に飾られる。

曰く、「好きの種類がちがうから」

好きというのは、古来より境界線を引くためのものだった。
そしてこれを人は神聖視したわけだ。
相手が弱かろうが対等な立場であろうが、強い存在であろうが。
人は境界線を引きエゴの押しつけをすることをやめられずにいる。
そう、それが正しく「人間的」なのだろう。
18/11/18 10:07更新 / 充電式沈没船

■作者メッセージ
自分の中の哲学的思想に基き務めて論理的なそれを抽象的にしているのだけどうまく出来てる気がしないのとエゴだけ片仮名なのすごくなんかヤバイ。

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