ポエム
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ジャングルジムの錆
落ちかけた夕日が上がった
土曜がまたねを先延ばしてくれた

最近は雨が多い
太陽に向かって反射する光沢が見えなくなったジャングルジム
日曜という名前と正反対の空に地面も顔を歪めた

変色したジャングルジムのカケラがポロポロと地面に落ちた月曜はまたねの警鐘だったのだと今になっては分かる気がする

固めたあなたの気持ちが雨で少しずつ錆びてった火曜
柔らかな雷雲に包まれるとバチバチ音を立てる街灯だけが進む道を照らして僕を見えない先に走らせた

雨が降った。
雨雲の厚さは下からじゃあわからない
僕の長靴は溜まった水をかき分け進むのに精一杯
そろそろ膝まで浸かりそうな。

回転ジャングルジムが回り出す木曜の空
昨日の雨粒を脱水しながら
水滴は外へ勢いよく飛ばされた
洗い流された錆の海
ジャングルジムは綺麗になって
朝日は布団へ潜っていった

学校の門は閉まって運動場に入れなくなった
通学路から見る運動場は薄暗いもので光が少なくなっていた

「金曜正午」

またねを言えなかったから
錐を胸に突き立てた
19/09/20 20:17更新 / ユーキャン

■作者メッセージ
その他の詩はブログにて公開しています!
また不定期で詩を創作・投稿していますのでのぞいていかれてください!
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