ポエム
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きみのウォークマンはうたえる
生きてきみが流し続けるかぎりきみのウォークマンはうたえる

誰よりもやさしいきみは表情筋の殺人者懲役70年の牢獄へ

嘘ですよ冗談ですよどうでもいいですよ正直もほんとうも本音も建て前

レコードのA面の上を歩くぼくらの生活はB面の捨て曲に支えられている空想

自殺まで追い込んでやろうぜそしてお前自身の罪悪感でお前を殺せ

ヤバいヤバいヤバいなにがヤバくてなにがヤバくないかわからなくてまじヤバい

ゆとりゆとりって言うけれどぼくらに翼なんか生えてないですよ?

ゆとりゆとりって新種の鳥を発見したみたいに騒ぐ大人たち親鳥

ブーメランだと気づかずに殺傷能力を込めた言葉でご感想どうもありがとうさよなら

ウォーリーの仮装を画面で観てるぼくこそがworryアイツらを火葬してやりたい

昨日のわたしを無視した今日のわたしは明日のわたしに無視されるイジメの連鎖です

好きです愛してる付き合ってくださいきみがいじめたあの娘に言ってあげれば?

死ねと毒づいた後にありがとうございますって言うお前ごと消毒したい

洗面器で顔を洗わずになにをするの?………………その沈黙が答え

かくれんぼ「もういいよ」もういいんだってなんだってどうだってもういいよ

喉が潰れたカナリアはいらないからみんな去っていくバイバイも言えなくて

アスファルトの花の美しさを歌ってるミュージシャンが踏んだ花よ咲き誇れ

冷たい視線が好きなんですっていうマゾは最強こんな絶対零度の現代社会では

馬鹿とか豚とかうるさいだとかそれだけで立派な動物園ができそう

あの人がわざわざ深夜に自動販売機でお茶を買う理由それは哲学的神秘

いつだってどこだってだれだってだってだってとぼくらだって人間だって

空気がシラケるのはきみのせいじゃない21世紀的な空気清浄機のせい

おっぱいがいっぱいなんていい響きおっぱいがいっぱいずっと言っていたい

らいちゅうに進化させてしまったときのあの後悔は雷の意思

いいともを昼休みのトイレでワンセグってたぼくにいいともなんていなかった

ごきげんじゃないときにごきげようなんて陽気でいいですね

バイキングよりもトイレのバイキンが気になるぼくのあだ名は黴菌

台風が来たときに降ろしたシャッターをそのままにして暮らした

ビスケットは好きだよバスケットよりも繊細でひとりきりで崩れて

相手がパーだとわかってて出すきみのグーにグーの音も出ない

どこでもドアがある世界になってもどこにもドアを開かない

ビックライトで照らせ!ぼくの小さな死んでしまいそうな希望

のび太がいいや永遠のモラトリアムのなかでずっと眠りたいどこまでも

ふざけた話をするサラリーマンのふざけてない表情がふざけてる

屋上から飛び降りる思いで愛想笑いするきみを受け止めてあげたい

サリンジャーなんて読むんじゃなかったムギアレルギーで死にそう

ホフディランをボブディランと間違えてCDを買った君にノーベル賞

芥川賞はしょうもないなんてしょうもない酒場のダジャレに塵芥川賞を

伊豆の踊り子をサカナクションの曲名だとずっと思ってたきみに踊らされ

エスカップが好きですねなんてほざくのはアイスの話だけにしておけよ

おでんを食べたいわけじゃないんだ 丸い雰囲気が染み込む感じが好きなんだ

ぞうさんを笑顔で歌ってたあの頃はみんな狂気

スマップ?世界に一つだけの花ですか?ぼくはスランプで雑草だ!

全然ちっともアルティメットまったくもってダメはむしろ完璧
16/11/20 10:18更新 / 黒須らいちゅう

■作者メッセージ
とりとめもない日常からあふれ出た感情、そんな一行詩

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