ポエム
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くもりぞら
もう五月なんて言ってるうちにもう六月なんて言ってるうちに


ひげそりのひりひりとして今日一日耐える痛みのまずは一つ目


くもりぞら ここから今日が始まるというんじゃ先が思いやられる


よく見てはいないがきっと犬だった繋がれて四つ足のハアハア


工藤さんは何を食べてもおいしいと言う、ってだってそうなんだもの


孫どころか子も妻もなく取り出した定規で背中がしがしと掻く


眠ったと思った人が起きていた頬杖の上に目がカッと開(あ)く


気がつけばすごい技術のフルートの曲が流れてまだ人を待つ


じゃれあって下校してくる三人の近づけば金銭の話だ
16/09/01 00:01更新 / 工藤吉生

■作者メッセージ
短歌9首

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