ポエム
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哀想
夜風が頬を撫でようとする時
破り捨てれない手紙を思い出す
指が動いただろう数だけの想いに
遠く忘れてた傷痕へ酷く鋭く食い込む

横顔にかかった髪の毛
何かへ馳せる視線を隠して
哀しみが形を成す前に

想いが重たくなるにつれて引摺り
もう思い出せない顔は幼いまま
やがて全て消え失せるくらいなら
この想い出を破り捨てて
証の無い指で

名前を与えるのを嫌っていた
姿に変えて終えば尽きそうなくらい
深く深く溺れてしまったから
呼吸が片方だけ止まってしまったから

ねぇこんなにも同じ想いを抱いているのに

決して欠け削れる事の無い温もりが
背中合わせに凍らせていく
やがて全て溶けてしまうくらいなら
今アタシを燃やし尽くして
証の無い指で

何度も何度も汚してきた輝きが
最初からただの闇だったなら
堕ちていった先の輝きでしか無いなら
今すぐ切り裂いて染め抜いて
証の無い指で

アタシを哀しみに変えて終って
18/05/05 20:00更新 / nboliarnc

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