ポエム
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狭心
『私の居場所は夢と理想と妄想の中。
そこ以外は無い。』
『妄想と現実の狭間で私は眠っては生きている。』
『私の存在は、まるで、透明な物体のよう。』
『だけれど私は泣かない。
こんな程度で、泣いてはいけない。』
『そうなんだろ?』
『そうさ。』
『私は、これを望んだ。
独りを望んだ。
だから私は誰かにすがってはいけないのだ。』
『君がここに居れば、
私はきっと笑われてしまうのだろう。
馬鹿馬鹿しい、と。』
『笑ってくれ。
半端者で愚かな私をどうか笑ってくれ。』
『……君が、居るわけ無いのにな、』
『今日……
私は夢の中でやめて≠ニ叫んでいた。
つんざくほど、煩わしいほどまでの大声で。』
『耳を塞いでうずくまって。』
『泣きたかった。
だけれどそれは、赦さなかった。』
『私自身が。』
『だから私は泣かなかった。
泣いても無意味だ、として。』
『ああ。
寂しさを切なさをやるせなさを
辛さを苦しみを伝えられない
その嘆かわしさに犯されている気分だよ。』
『君よ、おはよう。』
『何も居無い白い空間に
私という独りぼっちの存在は
妄想に向かって御早うを言う。』
『返答は勿論と無い。』
『だから私は自分の脳味噌でその返答をする。』
『それで、良い。』
『きっと
これで、良い。』
18/10/08 19:40更新 /

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