ポエム
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桜の横で。
揚がり屋にて。ノートの中に雪月花があり、それが窓の様に思われた。
隣の女性は鏡を見てめかしていた。そちらから時々愚痴を聞いた。どこか優しく、たくましい女の陰。私はそれに揺れて揺れた。
知識をビスケット一枚分、増やした。
君はずっと向こうを見て欲張っていたのではなかった。
そんな君のプラス面に目がいかない日もあった。目を白か黒かと変わるだけの、だけど、正当なジャッジだった。一つ大事なものが壊れて、それさえ気づかない眼鏡にえらく泣いた。君は全然目を合わしてくれなかった。雨上がりの日差し。その時だけ笑い合った。
時々来られる教員に囂囂喧喧と言われるのをいつも気にしないでいた。それはつっけんとした気持ちではなかった。己の人生に付き添うように受け止めた。
あめ、あじさい、という字を書いて、昨日雷が鳴り、そして雨が降った事を思い出した。振り替えって今日はすっかりした天気で、気分が良い。君とは雨の日に外へ出てみたいと思った。傘を私にさしてくれるのか、そんな素振りを気にした。期待すると運命が変わるから注意、でも、何も変えないでいてくれる、そんな頼りがいを見つけた。一番に。しかし女は考えることが多く、それを怠った分は暗礁となり私は君に遠ざかった。ノートに書く。「向かい合わせの逆行きの船に乗る君、揺れる川。」
19/04/02 14:43更新 / 淤白

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