ポエム
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飛ぶ魚
小さな街の片隅で唄う
無酸素呼吸をする
あの魚のように

誰かに聞かせる訳でもなく
この声は小さくて
誰かに伝えたい訳じゃなく
この言葉は脆くて

街の灯りと
星の光が
かろうじて存在を赦し

冷たい風と
あの家から洩れ聞こえる
賑やかな音が
この唄声を消してくれる

あの魚のように
私は今も
無酸素呼吸を繰り返す
18/12/04 03:19更新 / 由真香

■作者メッセージ
言葉というものは時として人を揺さぶり、時として人を傷つける。
どちらにせよ強い言葉というものは怖いものだ。

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